今回は、四柱推命でわかる友人との相性についてを解説していきます。
相性の決めては、五行のバランス含め命式全体を見ることです。
ここでは、簡単にざっくり相性の良し悪しを日干や日支、五行の関係性で読み解いていきます。
友人関係にお悩みの方に参考になれば幸いです。
四柱推命でわかる友人との相性

人間関係において、相性は気になるところではありますよね。
初めて会う方、新しい環境の変化に伴う人間関係において「仲良くなれるかな?」「どんな人なんだろう?」はたまた「苦手かも・・・。」「どうしても好きになれない」などと。
十人十色のように、いろんな性格、特徴を持った人々と私たちは日々付き合いながら人間関係を構築していかなければなりません。
四柱推命において友人や周りの人間関係との相性を知りご活用してみてくださいね。
まずは、自分自身の命式を調べてみましょう!
簡単に検索して調べられますが、おすすめとしては一から命式を自分で出してみることです。
より四柱推命に理解が深まり、運勢流れを知り自分の意思で人生をカスタマイズすることができます。
日干同士の相性
四柱推命における「日干」とは、生まれた日の干(十干)のことを指します。
日干はその人の本質的な性格や行動の傾向を示すため、日干同士の相性を最も重視します。
十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸とあり陰陽五行のエネルギーに基づいてます。
相性においては、「相生」「相剋」「比和」で判断します。

例えば、日干が庚(金)の人と相性がよい日干は、戊・己(土)と壬・癸(水)の五行となります。
「相生そうせい」となり、五行ではエネルギーを与え・与えられる関係となります。
仲良くなれる、気が合う相性で気づいたら相生同士の友人に囲まれている。なんてことはよくあることです。
反対に、相性が悪いと言われるのは「相剋そうこく」で刺激や摩擦が起こりやすい相性になります。
(例)日干壬(水)で相手の日干が丙・丁(火)であると火は水にかき消されるので嬉しくない相性となります。
一緒にいてもどこか噛み合わないとか・・・。
日干壬(水)にとって嬉しくない関係はもう一つあります。
それは、戊・己(土)です。
今度は土によって水が堰き止められるので、水が土のよって泥水となり(水は常に清らかに流れ続けていることが大切)人間関係としても相性がイマイチと感じる場面が多いでしょう。
比和は、お互いの日干が同じになることです。
例えば、日干甲で相手の日干も同じ甲ということです。
比和は似たもの同士となり、考えてることが割と同じなので兄弟みたいな関係になります。
日支同士の相性
四柱推命における日支(=配偶者・パートナー)はその人の根っこみたいな部分です。
相性を見るときは十二支の相性(支合・三合・冲・害・刑など)をみて判断します。
例)日柱の地支が子の場合
相性の良い支合・三合は「丑」「辰・申」を持つ日支の人
相性がイマイチ(刺激・摩擦関係)冲・害・刑は「午」「未」「卯」となります。

支合(しごう):自然に調和できる1対1の最良ペア
三合(さんごう):3つの支が強く引かれ合い、運気を高め合う
冲(ちゅう):正反対でぶつかりやすいが刺激になって惹かれることも
害(がい):信頼を損ねる出来事が起きやすい。優しさや理解力がカギ
刑(けい):性格・行動のすれ違いでギクシャクするけど学びの合える関係にも!
日柱十二運の相性
四柱推命では日柱が「自分自身」を表しますが、その十二運を見れば、あなたと相手の“波長”がどのように合うのかが分かります。
十二運の組み合わせから見た相性の傾向を紹介します!
また、お互いの日柱の十二運がわかれば相手との距離感や関係性の傾向もわかります。

日柱の十二運の出し方は、日干(日柱天干)と地支でみます。
例)日干乙日支巳である場合
日柱の十二運は「病」となります。
※「病」と言っても、病気になるというわけではございません。
十二運は、母親の腹に命を宿し死を迎える一連の流れを示した物語のような運気とみて、自身の性格や特徴を読み解く上で必要な判断材料になります。
十二運 | 特徴 | 相性の傾向 |
---|
長生(ちょうせい) | おおらか・成長志向 | 帝旺・建禄と◎、死・病とはズレやすい |
沐浴(もくよく) | 感受性豊か・自由 | 同じ沐浴とは盛り上がるが、冠帯・養とは温度差も |
冠帯(かんたい) | 落ち着き・理知的 | 建禄・冠帯同士は信頼関係◎ |
建禄(けんろく) | 安定志向・バランス型 | 帝旺と死とは衝突気味になることも |
帝旺(ていおう) | パワフル・自信家 | 墓・絶と対極だが学びになる相性 |
衰(すい) | 柔軟・共感力 | 養・長生と穏やかな関係◎ |
病(びょう) | 感性派・繊細 | 沐浴・衰とは心通じやすいが、建禄とは摩擦も |
死(し) | 静か・達観 | 墓と親和性、帝旺とはぶつかりやすい |
墓(ぼ) | 内省・掘り下げタイプ | 絶・死と深い関係を築きやすい |
絶(ぜつ) | 無垢・感覚派 | 墓・病と感性が合う傾向 |
胎(たい) | 直感型・無邪気 | 養・長生と相性良し◎ |
養(よう) | 面倒見が良い・包容力 | 胎・衰と安定感あり |
四柱推命でわかる五行バランスの関係

そもそも、命式の五行バランスがどのような状態なのかにより引き寄せる友人や周囲との付き合い方も変わってきます。
自分にとって一緒にいて居心地の良い相性は、日干同士が相生であることです。
五行のバランスは、自分の性格だけでなく他人との関係にも深く関わります。
相手の五行と自分の五行がどう作用し合うかを知ることで、良い人間関係を築くための参考にしてください。
五行とは?
五行は、木・火・土・金・水の五つの元素で成り立っており、それぞれが特定の性格や運命に関わるエネルギーを持っています。
この五行は、相互に作用し合っておりバランスが整うことで、人生における調和を生み出します。
- 木: 創造力、成長、拡大を象徴
- 火: 情熱、活力、エネルギーを象徴
- 土: 安定、信頼、現実的な思考を象徴
- 金: 精密、秩序、計画的な思考を象徴
- 水: 柔軟性、知恵、流れを象徴
これらの五行は、それぞれ相生(生み出す)と相剋(抑制する)という関係性を持ち、人の性格や運命に影響を与えるとされています。
自分の五行バランスを知る
下の画像は、私の命式を元に五行をカウントした表になります。

金と水が0(ない)命式になり、関連する事柄に「興味がない」、「縁が遠い」とされます。
誤解してほしくないのですが、金がないからといって秩序がなく計画性のない人間ではないのです。
組織でバリバリ働くというよりは、自営業に向いている人が多い傾向にあります。
また私から見て(日干丙)金の行は庚・辛となり、「財星」を意味します。
人脈・お金に関することにあまり興味を示さないとも読み取れます。
水がないからと言って知識が足りないおバカさんということではありません。
私から見て(日干丙)水の行は壬・癸となり、「官星」を意味します。
社会・地位・仕事に関することに興味を示さない傾向にあり、組織で働くというよりはフリーランスで活動する傾向にあります。
自分に足りない五行を補うことで、命式全体のバランスが整いスムーズに運勢や日常生活、人間関係において巡りが良くなります。
五行の偏りを調整する方法としては、生活習慣を見直したり、風水や食事などを工夫することが効果的です。
私の場合、水と金がないので食事で補ったり金は辛いもの、水はしょっぱいものなどを摂取すること。
色や、パワーストーンの力を借りて足りない五行を補うのもおすすめです。


自分の五行バランスを知ることは、四柱推命の最大の魅力の一つです。
自分の強みや弱みを理解し、どの五行を補強すべきかを知ることで、人生をより良い方向に導くことができますよ。
まとめ
四柱推命で見る友人との相性は、単なる気が合う・合わないだけでなく、お互いの五行バランスがどう関わり合っているかが大きなカギになります。
木・火・土・金・水という五行の流れの中で、支え合ったり、刺激し合ったり…。
それぞれの関係性が、友人との距離感や心地よさを教えてくれます。
人間関係に迷った時、自分と相手の命式をのぞいてみると、新たな気づきやヒントが得られるかもしれませんよ。
ぜひ、日常のコミュニケーションにも四柱推命を活かしてみてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
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