四柱推命において空亡とは、名の通り「空を亡くす」を意味し空亡の時期に入ると、運気が味方しないなど大きな出来事やリセットが起こるとされています。
20年間訪れた大運空亡の実体験や過ごし方について、大運空亡は陰転と陽転の条件があると言われてるが本当なのか?について解説してます。
大運空亡の意味
大運空亡(天冲殺)とは、四柱推命における特殊な運気の状態を指します。
大運は10年ごとの運気の流れを表し、空亡は先ほど言った「空を亡くす」空は運気と思ってください。運気を亡くすとか「空虚」や「不在」の意味もあります。
大運空亡は、大運の期間中に空亡(運気が弱まる、または欠ける状態)が訪れることを指します。

空亡表
【子・丑】空亡・・・子(冬の水)・丑(冬の土)北の方角・目上・父親
【寅・卯】空亡・・・寅(春の木)・卯(春の木)東の方角・母親・義母
【辰・巳】空亡・・・辰(春の土)・巳(夏の火)天上・精神世界・宇宙
【午・未】空亡・・・午(夏の火)・未(夏の土)南の方角・子供・孫・目下
【戌・亥】空亡・・・戌(秋の土)・亥(冬の水)地上・現実世界・現実的な考え
空亡なので、これらの意味に関することに縁が遠いとされています。
私は子・丑空亡なのですが、もともと目上の方とのご縁がない。
学生時代は、理不尽に先輩から目をつけられたり苦手と感じることはありました汗。
最終的には自由に一人仕事をする方が合ってると子・丑空亡の特徴を感じます。
空亡は「子・丑」「寅・卯」「辰・巳」「午・未」「申・酉」「戌・亥」6つのグループに分けられます。
60個の日干支を、それぞれ10干支づつ6つの空亡グループにまとめたものになります。
大運空亡はみんなに巡るとはかぎらない。
私は、子丑空亡で下の表を見ていただくと大運表の一部ですが、癸丑の8〜18歳の10年間大運空亡、次の18歳〜28歳の壬子の10年間大運空亡になり20年間の大運空亡となります。
かんのいい方はおわかりいただけると思いますが、大運干支の地支に子・丑がついてます。
つまり、この20年間は大運空亡になるということになります。

この、大運空亡は巡ってくる人もいれば巡ってこない人もいます。
大運を調べる方法としては、ネットで簡単に出せますが、おすすめとしては一から自分で調べることです!
より理解が深まり、運勢をあらかじめ予想できるので計画なんかも立てやすくなります。
⇩記事も参考にご自身の大運表をチェックしてみてくださいね。
大運空亡の過ごし方について
私の例でお伝えすると、8歳〜約29歳までの20年間大運空亡を過ごしておりました。
私は空亡に子・丑を持っており、8歳〜約29歳までの20年間が「大運空亡」だったわけです。
大運や年運に子と丑が巡る年は空亡となるのです。
空亡の過ごし方としては、好転に変われば思いっきり運気を味方につけることができます。
私は、命式に「水」がない命式なのでこの大運に子丑(水)が来ることによってバランスがとれ運気は幸運気になります。
必ずしも、大運空亡だからといって辛い目にあうわけではないのです。
好転期に巡ればこの20年間大運はイケイケで調子のよい運気に恵まれやすいのです。
少し羽目を外しても運気が味方してくれるのでなんとなる笑。
好転期の場合、20代に巡れば約40代まで仕事や恋愛うまく行きやすいですし、30代〜なら50代まで事業が成功し、店舗の拡大など社会成功する可能性があります。
ご自身の大運空亡が好転期なのか陰転期に変化するかにより過ごし方は変わります。

大運空亡に陰転・陽転の条件はあるのか?(実体験)
四柱推命おいてたくさんの流派があり、条件となるとそれだけ沢山出てきます。
ここでは、個人の実体験をもとに記録して選んでますので、参考にできそうなところがあれば読んでみてください。
陰転になる場合・・・命式全体との調和が取りづらい
大運空亡の影響がネガティブに出る場合は、その人の命式(生まれ持った天干・地支の配置)とのバランスが崩れるときです。
特に、大運空亡の天干・地支が命式の要である「用神」(その人にとって大事な星)や「喜神」と衝突した場合、陰転する傾向があります。
命式に多い五行がさらに大運に同じ五行が巡り大過することでバランスを崩すことになります。
陰転を避けるためには、空亡の時期は積極的に行動するよりも、静かに準備を進めることがおすすめです。
リスクを避けて過去の見直しや反省の時間にあてるなど、陰転を避けられる可能性が高まります。
陽転の場合・・・空亡の星が命式と調和・補う
命式や運勢において、空亡が本人にとって有利に作用する星として働く場合、空亡の影響がポジティブに変わります。
元々運勢が強い人や命式が調和している人にとっては、空亡がかえって運を開く着火剤になることがあります。
私の場合、命式のバランス的に「水」と「金」がないので大運や年運に水と金の五行がくると喜神になり、この20年の大運空亡は私にとって陽転となるのです。
このように大運空亡が陽転するかどうかは、その人の命式や運気全体の流れ、環境によって大きく変わります。
空亡を「困難な時期」として捉えるのではなく、準備期間や再構築のチャンスと見て、自分を見直す期間にすると、より大きな成功につながる可能性があります。
大運空亡終わり前に起きた実体験
四柱推命において大運空亡が終わる1〜2年前というのは、簡単にいうと「魔法がそろそろ解けますから次の大運に向けて調整しておきましょう!」的な破壊めいた事像が起こります。
これは、今までの20年の大運空亡が好転期だった方の場合です。いけいけどんどんとまだこの幸運気が続くと勘違いしてると大変な目に遭います。

はい、それは私のことです汗。
ざっくりお話しすると、事業や仕事がうまくいかなくなる。
可能性を広げようと頑張るけど突然うまくいかなくなる、プライベートでは恋人と別れる、「別れ」とか「離れる」がキーワードですね。
私の場合は、次の大運が「干合の10年」により、本来の命式や運気に迷いや不安定な10年になることが予想されます。
命式にもともとない、五行の働きのおかげでバランスが取れた20年間の大運は「喜神」に守られてました。
しかし大体が大運の終わり頃1〜2年前(3年前くらいから感じる人もいます。)から次の大運の色や空気感というのを感じ取るようになります。
陰転期だった方が好転期に変わろうとする場合(次の大運が命式にありがたい五行が巡る)、1年前くらいから生きやすくなったとか、辛い環境から離れられた。などと好転していく場合もあります。
まとめ
大運空亡(天冲殺)について解説してみました。
空亡と聞くと少しこわい、不安、構えてしまうなどと少しネガティブなイメージがありますが必ずとも空亡は運勢が悪くなるとは限りません。
そして、陽転期はいつまでも続くこともなく、必ず運勢は陰転することによりこの世は陰と陽の組み合わせによってバランスが取れるのです。
しかし大運となると10年は長いですよね。
今お辛い運気にいる方にとっては、命式にない五行が大運に巡ることによって、バランスが取れ10年運気が味方になってくれる可能性があります。
好転期にはより運気を活かした行動をとり、陰転期は内側に意識を向けて大きい行動はなるべく避けて準備期間や再構築の時期を過ごすことをお勧めします。
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