正財の年は恋愛や結婚運に良いとされています。
それはなぜか?通変星正財の意味として、「安定、堅実、現実的」を持つ星だからです。
四柱推命において正財の運勢や相性・過ごし方と元命と偏財の違いについても解説してみます。
正財のテーマ
【正財のテーマ】堅実・貯蓄・何事もコツコツ・地味で控えめを好む・節約・無駄が嫌い・慎重
ご自身の日干に大運・年運に正財が巡ると、このようなテーマの事柄が起こりやすいのです。
特にお金や人間関係においての変化・変容が起こり、性格にも影響してきます。
命式によって、人それぞれ運勢や大事にしているもは異なります。
正財の年になる組み合わせ
四柱推命における「正財」は、日干(自分自身を表す干)と他の干支の関係によって決まります。
正財は、日干に対して「異性の陰陽のバランス」に基づく関係なので、具体的には「日干の剋すべき星が陰陽反対の五行」として現れます。
- 日干が陽の場合は、陰の相剋五行が正財になります。
- 日干が陰の場合は、陽の相剋五行が正財になります。
- 日干が甲(木の陽)→己(土の陰)
- 日干が乙(木の陰)→戊(土の陽)
- 日干が丙(火の陽)→辛(金の陰)※干合
- 日干が丁(火の陰)→庚(金の陽)
- 日干が戊(土の陽)→癸(水の陰)※干合
- 日干が己(土の陰)→壬(水の陽)
- 日干が庚(金の陽)→乙(木の陰)※干合
- 日干が辛(金の陰)→甲(木の陽)
- 日干が壬(水の陽)→丁(火の陰)
- 日干が癸(水の陰)→丙(火の陽)
ちなみに、2025年(乙巳)に正財の年になる方の日干は「庚」となる方です。
正財の年の恋愛・結婚運が良いとされるわけは?
四柱推命における「正財の年」は、恋愛や結婚においても非常に重要な年とされています。
正財は、「安定・誠実・現実的な価値観」を象徴する星であり、恋愛や結婚においてもその性質が反映されるからです。
年運で出会った人は、その後本命となるパートナーになる可能性があります。
正財の意味通り、「安定・誠実・現実的な価値観」なので刺激的な恋愛というよりは、「一緒にいるとほっとする人」との恋愛になります。
また、大運では長い10年に及ぶ恋愛や結婚がうまくいくチャンス期間となりますので、すでにお付き合いしている方がいればこの10年で確かな信頼関係を築けるでしょう。
大運において干合の正財は、命式にもよりますがあまり安定しません。↓参考にしてみてください。
正財が巡る年の運勢傾向
四柱推命において、正財が巡る年の運勢というのは財運や人脈、安定を象徴します。
正財は、現実的で堅実な価値観を持ち、主に物質的な財産や経済的な安定、無駄を嫌いで節約家。
責任感があり真面目に物事をこなします。
大運や年運に正財が巡ると人生において、お金や資産の管理がしっかりしてきて、コツコツ貯蓄を始めたり生活基盤を整えようと意識します。
大運で正財が巡ってくれば、ご自身(日干)が財星を剋す(意識し刺激する)ので運勢の相性においては大吉運です。
これまであやふやだった人間関係が安定します。
正財の年が巡ると、時間泥棒だけの友人関係や関係が固まらずモヤモヤする恋人関係は、この年で縁が切れる可能性があります。
正財の年の過ごし方
四柱推命における「正財の年」は、経済的な安定や誠実な人間関係、計画的な行動が求められる重要な年です。
この年は、真面目で堅実な運気が強まり、将来を見据えた行動が成功につながりやすい時期です。
金運・・・財運が強くなる年です。この時期は、収入や財産を増やすチャンスが多く、しっかりと資産管理を行うことが大切です。
無理な投資や浪費を避け、堅実に貯蓄や計画的な支出を心がけると、長期的に経済的な安定が得られるでしょう。
仕事・・・計画的な行動が求められます。思い付きや直感だけで行動するのではなく、将来を見据えた長期的な目標を設定し、それに基づいて着実に行動していくことが大切です。
とくに仕事や人生の目標に対して、具体的な計画を立てることが成功への鍵となります。
恋愛・結婚・・・結婚運が強くなる年でもあります。すでにお付き合いしている相手がいる場合、この年は結婚を決断するのに適した時期です。
パートナーとの関係を安定させるためにも、誠実さや現実的な判断が求められます。
また、シングルの人にとっては、真剣な交際相手と出会うチャンスが増えます。
この年に出会った相手は、安定したパートナーとなりやすいので、しっかりと信頼関係を築くことが大切です。
正財が元命の人
四柱推命において、「元命」とは運命の元という意味がありその人の性格や才能70パーセントをしめているといわれてます。
これを「月支の通変星」「月支元命」ともいいます。
日干と月支の蔵干支から導き出す部分です。
月柱による通変星の性格や才能が発揮されやすい年齢でもあり特に、20代〜40代までぐらいが月柱の通変星の色が特に出やすいと言われてます。

他の柱のバランスや通変星にもよりますが、だいたい20代後半あたりから変わった?なんて言われることがあるかもしれません。
私は、元命が正財ではありませんが、通変星が月柱の年齢期(20歳〜40代あたり)に入ったあたりから興味関心ごとや、仕事などがその通変星らしいことにシフトしていく感じがありました。
月支元命が正財となる方は、堅実さや現実的な価値観を持っていることが特徴です。
特に、財運や物質的な安定や人脈に関わります。
性格や才能に関しては、誠実で真面目で責任感が強い。
そして節約家で計画的に物事を進める力に優れています。
正財と偏財との違い
同じ財星グループでも、偏財との違いがあります。
正財も偏財もお金と人脈の星ですが、違うのは使い方に注目です。
偏財は、大胆に財を得ることが得意です。ギャンブルや賭け事に興味関心が多いのも偏財の特徴です。
臨時収入やビジネスチャンスに強く、短期間で大きな利益を上げることができる。
思い切った投資や事業を行い、大きな成功を狙うタイプです。
お金を貯めるというよりは派手に使いまわし、人間関係も常に賑やかです。
正財はコツコツと働き、着実に収入を増やしていくタイプ。
定職に就いて、安定した給与や収入を得ることが得意。
長期的な視点で、計画的に財産を築き上げていきます。
正財はとにかく安定思考でコツコツ型です。
人間関係も広く浅くというよりは、少人数で関係の深い仲間が何人かいる感じです。

どちらも、お金と人脈にとても縁が深い星なんだな〜。
まとめ
正財について解説してみました、命式に一つは欲しい通変星です。(私はない泣。)
しかし正財が大運や年運に巡って来れば、恋愛のチャンスや結婚に向いている年になりますし仕事も人間関係も安定的に過ごせます。
私は、大運に正財が巡ってきて生活基盤が整い貯金できるようになりました!
ぜひ、ご自身に正財の年が巡ってきた時は運勢の力を活かす(意識する)ことをおすすめします。
お読みいただきありがとうございました。
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