子年(ねずみ年)生まれや日干支にある方は、一般的に知恵や器用さに恵まれていると言われてます。
命式のどこかに「子」があれば柱の意味を表す事柄に出てきます。
年柱なら、第一印象。月柱は、社会・仕事。日柱はプライベート・配偶者。時柱なら年下や部下などと。
子年の欠点特徴、干支の相性についてや三合・支合するとどう変化するのか?解説してみました。
子年(ね)の性格・特徴
五行において子年は、陽の水行であり季節は冬の12月になります。
時刻は23時〜1時を司り、方角は北です。
冬の星となり印象は「クール・冷たい・冷静」を表します。
そこから連想すると賢明で冷静な判断力を持ち、物事を論理的に考える傾向があります。
人によっては「冷たい人」と印象を与えます。
子年の人は頭の回転が早く社交的でコミュニケーション能力に優れてます。
好奇心旺盛で学習意欲が高く、新しい知識やスキルを積極的に取り入れることができます。
忍耐強く努力家であり、目標達成のために粘り強く取り組むことができる人です。
倹約家で利害に関することに敏感です。自己中心的な傾向がありますが、一般的には親切で思いやりのある性格を持っています。
子年の欠点や苦手なこと。
子年は流行や変化を好むため、拘束時間の長い仕事や同じ場所にとどまることが苦手です。
そのため粘着性にかける面がありますが、内心はさっぱりしています。
せっかちで短気な面もあります。
それは物事を素早く進めたい!と思いからくる行動力なのですが、自分の思うよう事が進まないとストレスを抱えやすいでしょう。
勢いがあるがゆえ、計画を疎かにしやすいのです。
子年の方はもともと財運も良い反面、物欲も多く散財しやすい傾向があります。
時には「これは本当に必要なものなのか?」と一度立ち止まり、見直すことで持ち前の冷静さを活かし散財を防げるのかと思います。
子年と十二干支の相性
干支の相性において、「相剋」「相生」といった五行の相性を意識してみます。
相生(そうせい)は力を与える・与えられる・協力関係にあります。
子は五行において「水」です。
金の五行が、水の五行に力を与えたり協力してあげる関係になります。
干支で表すと、金の五行では「申」・「酉」です。
金は水に力を与え、何かと面倒を見てあげたり気の合う干支です。
また子(水)は、金からもらった力を木の五行に注ぎます。木は「寅」・「卯」です。

相剋(そうこく)は刺激・不和・衝突関係です。
干支で表すと、水が火の力を弱め刺激を与える関係が「巳」・「午」です。
また、土が水の流れを堰き止める土の干支は「丑」・「辰」・「未」・「戌」です。

五行の相性で見ると土の干支との相性が悪いように見えますが、全てが悪いわけではないのです。
いつも甘えさせ、力を与えすぎて過保護になると、人に頼りっぱなしになり人生に刺激がなく成長できません。
相剋の関係は悪いばかりではなく、時に人生に変化や衝突を起こし自分をより良く成長させてくれる相性なのです。
相生・相剋のバランスはアメとムチのような関係ですが、バランスを活かすことで自身の命式に張り合いが取れるようになります。
子年と三合・支合
四柱推命において、相性を見るときに三合・支合も重視します。
「三合」とは、十二支のうち3つが手を繋ぎ(協力関係)となる関係です。
申(さる)・子(ね)・辰(たつ)【水の三合】
「水」のグループに属し、知恵や知識、計画的な行動が強調されます。
この組み合わせは、知的で冷静な協力関係が築けるとされています。
相性を見る時に、命式に「子」があり相手に「申」・「辰」があれば、三合成立になり強い調和や結びつきもち協力することで大きな力を発揮する組み合わせになります。

支合とは、十二支のうち2つが手を繋ぎ合う組み合わせになります。
命式の中に支合があれば調和があり力のバランスが強くなります。
相性では、どちらかの命式に「子」があり、相手の命式の中に(特に、日支と月支)に「丑」があれば夫婦、パートナーとの結びつきが強くなり仲のいい関係性であるといえます。

まとめ
子年は十二支で一番にくる干支であることで、行動的で頭の回転が早くエネルギッシュな性格や特徴をお持ちの方がいるイメージがあります。
また、五行において子は水を司ります。
これは「知識・流行・変化変容」も意味しますが、四柱推命において子年が命式の中にある方は、共通して世の中の流れや流行・情報に敏感です。
命式に子をお持ちの方は、ぜひ特徴を活かして頂けたら幸いです。
お読み頂きありがとうございました。
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