このブログでは「独学四柱推命」というタイトルで記事を書いていますが、学びを深める中でホロスコープの力を借りることもあります。
人生の目的を考えるとき、四柱推命では「元命(通変星)」を、ホロスコープでは「太陽星座」を中心に観ます。
元命と太陽星座だけではなく、命式や他の天体を全体的に観ますが、今回は元命と太陽星座には共通点があるのでは?
という気づきから記事を書くことにしました。
例として、私自身の「元命:偏印」と「太陽:魚座」の特徴を照らし合わせてみます。
四柱推命で理解しづらかった部分が、ホロスコープをみることで補われ不思議とふに落ちることがあるのです。
四柱推命偏印とは
四柱推命において、通変星偏印とはどんな特徴があるのでしょうか?
偏印は自星にエネルギーを与える星です。
母、義母、先生、知識、情報、変わり者、不思議なものが好き、直感的、海外、探究心、引きこもり(一人好き)、体験から学ぶこと。
と言った象意があります。
また、どの十干から出る偏印なのか?にも特徴は少しずつ異なります。
例:日干「己」月支蔵干「巳」の場合(偏印=丙)
丙は太陽で、己(土)とは「田畑」の関係です。
興味関心は一つのことから枝分かれするように広がり、知識や経験のジャンルもどんどん増えていきます。
このように、日干と月支蔵干の関係によって偏印の扱い方や特徴、現れ方などは人それぞれ変わってきます。
魚座太陽の特徴

ここでは、太陽に魚座がある方の特徴を大まかにまとめます。
奉仕的、優柔不断、優しさ、境界線が曖昧、感性豊か、ロマンチスト、共感力、直感に従う、感性を磨く、スピリチュアル、芸術など
こうした性質が、太陽魚座の代表的な特徴として知られています。
また、太陽星座は「26〜35歳ごろ」から意識して発揮され始めると言われています。
特に女性は太陽星座や火星星座を使いこなすことに苦手意識を持つ傾向があるそうです(男性天体であるため)。
しかし現在では、女性も社会的に活躍する場が広がり、太陽星座や火星星座を上手に使いこなしている方もたくさんいます。
これは、太陽星座=自分の人生を生きようとする証拠でもあると思います。
私自身も、26歳ごろからリラクゼーションサロンへ転職し、「癒し」に関わることにたくさん打ち込んできた時期でしたし、魚座太陽らしい生き方をまさに歩んできました。
ちなみに、2023年に土星が魚座に入ったタイミングから、太陽魚座の方にとっては試練や忍耐を強いられる時期が続きました。
控えめに言っても、とても負荷の大きい2年半だったと思います。(現在は最後の逆行中)
その一方で、土星は魚座太陽らしさとは何かを問いかけ、鍛え、確かなものとして定着させるよう促してくれました。
太陽魚座さん、本当にこの2年半お疲れさまでした。
土星魚座期の話に外れてしまいましたが、このように太陽魚座の本質を深く掘り下げる時間となりました。
では、この魚座的な本質は四柱推命のどの通変星「偏印」響き合うのでしょうか?
四柱推命偏印と魚座太陽はどこが似てる?
四柱推命の「偏印」は五行の「水」に属しています。
水は流動・移動・自由・境界を溶かす力・直観・精神性の広がりを象徴します。
十干では「壬」を表し、海・川・雨のように形にとらわれずに広がる性質を持ちます。
一方、魚座は十二星座の中で最も「水」の象徴が強いサインで、
境界のなさ・共感・直感・精神性・受容・イメージの世界を司ります。
この2つは、流動的で自由、広い世界や環境を好みます。
そして偏印と魚座太陽はどちらも、
物質よりも精神・形よりも本質・目に見えないものを扱うという共通点を持っています。
四柱推命偏印×魚座太陽で起きること
四柱推命において元命に「偏印」と魚座に太陽がある組み合わせで起きることは?
自分を例に考察してみました。
①境界線がゆるい、直感で生きるところがある。
「理由はわからないけど、なんとなくこう思う」という根拠のない力(偏印+魚座の勘)が強く働きます。
時にその直感が外れることがありますが、合理性よりも「感じたままに進む」方が案外物事がうまくいったりもします。
②直感力と精神性の強さを発揮する。
偏印⇨「ひらめき」「目に見えない流れや空気を読む力」
魚座⇨「無意識」「夢」「イマジネーション」「スピリチュアル」
この組み合わせは、見えない世界を扱う適性 × 感性の強さがとても際立っています。
元命は、その人のコアな資質であり、社会や仕事で発揮される部分。
太陽星座は人生の目的・方向性を表します。
「目に見えない世界を探求し続け、癒し・感性・精神性の領域で力を発揮せよ!」
というメッセージがセットになった組み合わせ。
この組み合わせから見て、人生の目標や社会で自分を発揮させるには癒し、占い、カウンセリング、アート、気づきの発信、内面を扱う仕事などと。
精神性と感受性の世界を深く掘り続けることが使命だと感じ気づきます。
嫌でもそれに向き合って、やらざるを得ない流れにいつもなってます。
③一箇所にとどまると腐ります(笑)
偏印も魚座も共通して「水」の性質に深く関係します。
水は流れ続けられるからこそ澄んでいられるので、同じ環境に長く固定されると停滞しやすいのです。
そのため同じ仕事、同じ人間関係、同じ場所に縛られると、徐々に気力が落ちて生きづらくなります。
確かに、私も引っ越しや転職繰り返してたおかげで常に循環が良くなり、自分の感性が腐らずにすんだと実感しています。
なぜ占術2つが同じことを言うのか
四柱推命とホロスコープは、アプローチは違っていても「人(気持ち)の流れと運気のタイミングを読む」という点では共通しています。
四柱推命
なんと言っても、四柱推命の得意は大運の流れを見ることです。
四柱推命は10年周期の大運を中心に人生を捉えるため、
・いつ転機が来るのか
・どんなテーマがまわってくるのか
が長期スパンでとてもわかりやすい占術です。
ホロスコープ(西洋占星術)
ホロスコープは複数の天体(太陽・月・水星など)を立体的に読むので、
・1ヶ月〜数ヶ月単位の変化
・その時期の気分、課題、流れ
など「短期の運勢の詳細」をつかむのに向いています。
特に、月の影響はダイレクトに心境の変化や女性特有の「揺れ」を感じ本音にも気づかせてくれます。
なぜ同じことを言うのか?
見ている角度は違っても、流れの本質(気のめぐり/テーマ)が共鳴しているからです。
四柱推命で「偏印の時期」と言われるテーマが、ホロスコープでは「魚座的なテーマ」にあり水のサイン、海王星の働きや12ハウスの動きとして表れたりすることがあります。
だからこそ、四柱推命で迷った時にホロスコープを見ると腑に落ちる。
という感覚が生まれやすいんです。
まとめ
今回は四柱推命偏印とホロスコープ魚座太陽について比較してみました。
四柱推命とホロスコープは、使う言語や歴史は違いますが、
どちらも「その人が本来の自分に戻るための地図」という点では共通していると思いました。
私の場合、四柱推命の元命「偏印」と、太陽星座の魚座が同じ方向を指しており、
・境界線のゆるさ
・直感の強さ
・ひとつ所に留まると腐る水の性質
・見えない世界を探求し続ける
といったテーマが両方から繰り返し示されていました。
このように、
二つの占術を照らし合わせることで、自分の本質がより立体的に見えてくる。
迷った時の補助線としても使えるので、今後ともこの2つを組み合せながら日々の気づきや人生の地図を読み解いていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。






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