今回は、四柱推命でわかる適職や才能・適性の見方を解説してます。
また、転職を考えている方は良い時期とおすすめしない時期があります。
私の経験も踏まえて解説してみました。
よかったら参考にしてみてくださいね!
四柱推命でわかる適職の見方

四柱推命において、適職を判断するのに以下2つを確認してみてください。
- 身強?身弱?
- 元命(月柱)
社会や仕事、友人、職場の人間関係の関わり方まではっきりわかります。
身強•身弱
命式全体(自分自身)の強さを判断する上で、身強•身弱を参考にしてください。
生まれもったエネルギーの強さを表します。
身旺•身弱を判断することで、自営業、会社勤め、専門職などがわかり自分がどんな働き方に向いているのかがわかります。
身強
日干に対して、月支が同じ五行であるかが重要です。判断基準は2つあり、簡単に調べられます。
①日干(自分自身)が月令を得ているか?
例)日干丙(火)の人が月支に、同じ五行(火)「巳か午」があれば身強となり、月令を得ている命式になります。
②日干と「日支」→「時支」→「年支」の順でみます。
例)日干「壬」日支「子」の人は同じ水の五行なので自身を支えている状態です。
身強の人は、自信がありエネルギッシュです。
行動力があり目標に向かって取り組む時は、率先してリダーシップを発揮します。
独立起業、自営業、管理職、公務員、社長や専務に向いてます。
身弱
日干に対して、地支に同じ五行がない人や相剋(そうこく)されてる状態は身弱とあると考えます。
例)日干支【甲申】月干支【乙酉】の場合
日干(自分自身)は甲(きのえ)の木性で、月支は酉で金性です。
木は金から相剋され、日支も申で金になりますので日干甲は金に挟まれ強い剋を受けている状態となり身弱の人となります。
専門職、技術職、企業勤め、一般職員に向いてます。
通変星(元命)で見る職業•適職
四柱推命において、適職を判断するのは命式の「月柱」が重要になります。
適職や職業、自分の使命は「元命」でわかります。元命の出し方は、日干と月蔵干の組み合わせで出します。

ご自身の元命は、ネットで簡単に出せますがおすすめとしては、自分の命式を一から出してみることです!
より理解が深まり、自分の命式に愛着が湧いてきます。
命式と向き合うことで、自分で考え決断し答えを出せる力が身につきます。
元命の通変星を知ることで、適職やどんな職業に向いているのかがわかります。
元命比肩(ひけん)
日干に同じ五行で陰陽が同じ月支蔵干の組み合わせで比肩になります。
独立独歩の星ですので自己実現、マイワールド的に生きる人です。
やがて独立し、小さな規模で社長となる可能性があります。フリーランスや個人で活動できる仕事が向いてます。
元命劫財(ごうざい)
日干に同じ五行で陰陽が異なる月支蔵干の組み合わせで劫財になります。
とちらも、比肩と同じ独立の星になりますが集団のボス的な立ち位置で、組織においてリーダーとして活躍できる人です。
クリエイティブな発想力を活かした仕事やイベント業、管理職などでベンチャー起業を興すことにも向いてます。
元命食神(しょくじん)
日干に生じる(相生)五行で陰陽が同じ月支蔵干の組み合わせで食神になります。
アットホームな職場や「衣食住」に関わる仕事に向いており、食神はとにかく「楽しく仕事ができるかどうか」が決め手になります。
数字やノルマを求められる職場にはストレスがたまり、食神のおおらかさを活かせなくなります。
元命傷官(しょうかん)
日干に生じる(相生)五行で陰陽が異なる月支蔵干で傷官になります。
繊細で細かいところに良く気がつき敏感な感性をもっています。
頭の回転も早いので、弁護士、技術職、医療、専門的な資格が必要な仕事など。また美的センスを活かして芸術的な仕事も向いてます。
元命偏財(へんざい)
日干が剋す五行で陰陽が同じ月支蔵干で偏財になります。
財が名前につくように、お金、人脈を活かした仕事に向いています。サービス業、営業、広報業務など商売全般は適職になります。
サービス精神が旺盛なので、八方美人となりやすく頼まれると断れないといった一面があります。
元命正財(せいざい)
日干が剋す五行で陰陽が異なり月支蔵干で正財になります。
真面目で、安定や安心を求めるので会社員向きです。こちらも財に関する銀行員、税理士、金融関係、経営コンサルタントなど。
正確さを求められ、誠実にコツコツ実績を上げられる仕事や職場環境があってます。
元命偏官(へんかん)
日干が剋される五行で陰陽が同じ月支蔵干で偏官になります。
エネルギッシュで行動力があります。体を動かすことが得意なので、スポーツ選手に多くまた組織に属する星でもあります。
目標設定しそれをクリアし達成することにやりがいを感じます。
元命正官(せいかん)
日干が剋される五行で陰陽が異なる月支蔵干で正官になります。
真面目で、正義感が強く社会の規律をしっかり守る星です。サラリーマン、公務員、弁護士などお堅い仕事で成果を出します。
使命感の強い星ですから、実力主義の職や環境に身を置き力を発揮します。
元命偏印(へんいん)
日干が生じられる五行で陰陽が同じ月支蔵干で偏印になります。
自由な発想とクリエイティブの星です。
また、精神世界や海外、未知なものに縁がありエンジニア、カウンセラー、占い師など専門的な職につくと偏印の良さは発揮されます。
副業の星でもあるので、仕事を2つ、3つ持つ人も多いのが特徴です。
元命印綬(いんじゅ)
日干が生じられる五行で陰陽が異なる月支蔵干で印綬になります。
学びと、知識の星であり常に何かを学び深めていることに喜びを感じます。
教師、研究員、宗教家などに縁があります。
何かを学び、それを教え継ぐことが使命でもあります。
四柱推命日干の五行でみる才能と適性
日干は自分自身であり、社会や仕事に対してどんな使命を持っているか?才能や適性がわかります。
甲•乙(木グループ)
日干木のグループで、もって生まれた使命や才能・適性は「自立・自己実現・マイワールド」を大事に生きることです。
林業・木材関係・紙に関する(出版)・医療関係・薬品
丙•丁(火グループ)
日干火のグループで、もつて生まれた使命や才能・適性は「表現・伝達・創作活動」を大事に生きることです。
マスコミ・報道・ライター・エスティシャン・歌手・舞台
戊•己(土グループ)
日干土のグループで、もって生まれた使命や才能・適性は「大衆・人脈・お金」を大事に生きることです。
食品関係・園芸・農業・不動産・自営業
庚•辛(金グループ)
日干金のグループで、もって生まれた使命や才能・適性は「仕事に生きがい・名誉・地位」を大事に生きることです。
金属・貴金属を扱う職業・金融・経済関係・楽器・パイロット・公務員・自衛隊
壬•癸(水グループ)
日干水のグループで、もって生まれた使命や才能・適性は「知恵・学び・自由・旅」を大事に生きることです。
水産業・飲食業・営業職・海外・旅行会社
四柱推命大運•年運でみる転職の時期
あらかじめ、自分の大運•年運を調べておきましょう。
出し方については、ご自身の合った方法で調べていただき、⇩こちらの記事も参考にしてみてください。
自分自身のパワーバランスが身強か身弱なのかを判断し、さらにどの通変星が巡ると転職におすすめなのかがわかります。
大運は10年の運気になり、年運は1年の運勢になります。
身強
比肩が巡る時期
日干に同じ五行(比和)で陰陽も同じ干が巡ると比肩になります。
さらに自己が強くなりわがままになり、周囲に合わせられなくなり結果孤立気味になります。
転職は向きませんが、これまで独立起業や一人でやっていくために準備をしていた方にはチャンスや追い風が吹きます。
劫財が巡る時期
日干に同じ五行(比和)で陰陽異なる干が巡ると劫財になります。
身強であり、さらに同じ五行のエネルギーが加わり強引に物事を押し進めようとします。
転職する際は強気な発言は控えつつ、自分の良さを前向きに伝えるとグッドです!
食神が巡る時期
日干が生じる(相生)五行で陰陽が同じ干が巡ると食神になります。
本来自分自身にあるおおらかさと、明るさが引き出されます。
転職活動にも困らず、アットホームな職場環境に縁がありそうです。
傷官が巡る時期
日干が生じる五行で陰陽が異なる干が巡ると傷官になります。
感性が鋭くなり、創造的で頭の回転も早くなり勘も冴える時期になります。
創作意欲も湧くので、技術の習得やクリエイティブな活動はグッド!
転職の際は、冷静にしっかりと自分が納得したうえで決めることが大事です。
偏財が巡る時期
日干が剋す五行で陰陽が同じ干が巡ると偏財になります。
人脈、お金が大きく入ってきたり、賑やかに過ごせる時期でどこへ行っても人気者になります。
人脈を活かして、転職活動もスムーズにいきます。
正財が巡る時期
日干が剋す五行で陰陽が異なる干が巡ると正財になります。
就職活動に有利な資格を取ったり、勉強すると良い時期です。
真面目さと堅実にコツコツを意識することが大事。
昇給もアップが期待され、理想とする収入や人間関係の良いところへ就職も可能です。
偏官が巡る時期
日干が剋される五行で陰陽が同じ干が巡ると偏官になります。
エネルギッシュに行動を起こせる時期になり、運気から背中を押され無理難題もこなせるぐらいに前向きになります。
「この人になら任せられる」とお墨付きももらえます!自信を持って転職活動して良い年です。
正官が巡る時期
日干が剋される五行で陰陽が異なる干が巡ると正官になります。
仕事に向き合う時期です。
奉仕精神が芽生え、仕事に全てを尽くしすぎる傾向にあります。
転職にはとても良い年になりますし、やる気やモチベーションが高く評価され信頼も得られます。
偏印が巡る時期
日干が生じられる五行で陰陽が同じ干が巡ると偏印になります。
考えすぎたり、引きこもりがちになる時期です。親、上司、目上の人から可愛がられますが、うっとしいと感じる時も。
物事全てに面倒くさがり、腰が重く後になって「やっぱやーめた。」となり信用を失う可能性も。
転職は様子を見て、今ある環境にとどまった方が良いです。
印綬が巡る時期
日干に生じる五行で陰陽が異なる干が巡ると印綬になります。
これまでやってきたことに結果が出る年になります。
目上の人や上司から引き立てを受ける反面、干渉のきつい環境に嫌気がさし、転職したい気分になります。
できれば、次の比肩の年が巡るまでは準備の年にして無理して転職しない方が良い年です。
身弱
比肩が巡る時期
日干に同じ五行で陰陽も同じ干が巡ると比肩になります。
独立の星なので、自立や自己実現される時期です。
周囲と対立しがちになりますが少人数の職場環境で成果を出せます。
自己が強くなり問題があっても自分の力で突破し解決できます。希望の職に就きやすいです。
劫財が巡る時期
日干に同じ五行で陰陽が異なる干が巡ると劫財になります。
集団のボス的存在で、リーダーシップを発揮できる時期です。
また、自立や自己実現の星ではありますが、「仲間と一緒に」がテーマです。
家族や親しい人、仲間からサポートしてもらえ転職も成功できる可能性があります。
食神が巡る
日干が生じる(相生)五行で陰陽が同じ干が巡ると食神になります。
エネルギー不足になり、遊びすぎ、食べ過ぎなどが原因に。
まずは生活習慣を見直すことから!
楽して働きたいという気持ちになりやすいので、転職は様子を見た方が良さそうです。
傷官が巡る時期
日干が生じる(相生)五行で陰陽が異なる干が巡ると傷官になります。
感性が鋭くなる時期です。
人がなかなか気づかないところに目がいってしまい、言わなくていいことまではっきり言ってしまいそうです。
フラストレーションが溜まりやすいので、ストレス発散を常に心がけ、転職活動に挑みましょう。
偏財が巡る時期
日干が剋す五行で陰陽が同じ干が巡ると偏財になります。
大きく稼いで、大きくお金使う時期で人脈も賑やかになります。
あれもこれもと手を出してしまい、転職先を結局どこに決めたらいいかわからなくなりそうです。美味しい話にはとくに注意。
正財が巡る時期
日干が剋す五行で陰陽が異なる干が巡ると正財になります。
しっかり、計画立てて実行できる年で貯蓄におすすめの時期です。
しかし、転職の際に収入面ばかりに気を取られすぎて思っていた話と違っていた!なんてことのないよう再三契約書などには目を通すように注意してください。
偏官が巡る時期
日干が剋される五行で陰陽が同じ干が巡ると偏官になります。
エネルギッシュで行動力が増してくる時期になり、動いてないと落ち着かない気持ちになります。
ここぞ!というところでエネルギー切れに。
パワーは温存しておき転職のチャンスが来たら活動すると良さそうです。
正官が巡る時期
日干が剋される五行で陰陽が異なる干が巡ると正官になります。
何かとプレッシャーを感じる時期になります。
仕事も忙しいので体力も消耗しがちになります。
まずは、自分自身の体調管理に徹することが大事です。
転職の際は、有給休暇など勤務•雇用形態をきちんと把握した上で活動することです。
偏印が巡る時期
日干が生じられる五行で陰陽が同じ干が巡ると偏印になります。
サポートが入ったり、目上から引き立てにあいやすい時期です。
自分の隠れていた才能や適性に目覚める時期です。
これまでと全く違う職種に転職する場合もあります。
印綬が巡る時期
日干が生じられる五行で陰陽が異なる干が巡ると印綬になります。
努力してきたことに結果が出る時期です。
引き立ても受けやすいので、昇格も見込めます。
転職するなら、信頼できる上司に相談してから活動すると良さそうです。
転職におすすめしない時期もある
空亡が巡ってくる時期は、新しいことにチャレンジは避けた方が良いのです。
転職•引越し•家を建てる•結婚など。
会社の都合、家庭の都合であれば仕方ないのですが••••。
できれば自ら起こす行動は控えた方が良いとされます。

私も過去、空亡に転職をしたら痛い目にあったので実証済みです笑。
下の表を見ていただき、ご自身の空亡を探してみたくださいね。
ちなみに、2025年空亡にあたる日干支は「甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯」の方々です。

私は日干支が丙辰で子丑空亡になり、忘れもしない2020年(庚子)・2021年(辛丑)の年はしんどい時期でした。

空亡は、2年続きますよ〜。
2020年の干は庚で「偏財の年」になり、人脈・恋愛・お金に関することに空亡がかかるということになります。
通常なら、賑やかで楽しいことが多い年になるのですが、空亡が巡ると厄介な人間関係の揉め事や恋愛に関するトラブル、とばっちりが起こりやすいなど••••。
その辺は、割愛いたします。
また、2021年の干は辛で「正財の年」になりますが、堅実にコツコツ貯蓄したり、少人数の信頼できる人間関係の構築がキーワードとなります。
この年に私は、仕事を退職し就活難でかなり苦しんだ年でした。
当時、コロナ禍でzoom面接でしたので慣れないことで面接がうまくいかず、圧迫面接にあったりと。終いには、再就職した勤務先で理不尽な無視を決め込まれたり笑。
とまぁ〜激しい空亡の時期を過ごしました。
なんの通変星に空亡がかかるのかにより起こる出来事も様々ですが、できるだけ大きい変化は避けて受け身で過ごし新しいチャレンジごとは、空亡明けに起こす方が良いとされます。
まとめ
今回は、四柱推命でみる適職や才能・適性を見てきました。
また、転職に良い時期や悪時期もあります。
私の経験も踏まえてお伝えしましたが、あの頃は全く四柱推命を知らなかったので、振り返った時にはかなりびっくりしました。
四柱推命で転職に良い時期やおすすめしない時期を予想しておくだけで、人生の計画や目標も立てやすくなります。
是非、活用していただきたいです!ご参考になれば幸いです、お読みいただきありがとうございました。
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